登山や山菜採りが本格化するのに合わせ、秋田県警山岳遭難救助隊は2021年5月7日、仙北市田沢湖のたざわ湖スキー場で救助訓練を行いました。
ロープの結び方や遭難者の搬送の仕方など基礎を確認したほか、ヘリコプターで救助する応用訓練も行い、技術を磨きました。
救助隊は機動隊員や鹿角、北秋田、秋田東、由利本荘、仙北の各署員で構成しました。
訓練は救助隊員ら45人が参加しました。
初めに、崖下に下りる際などに使うロープの結び方を練習しました。
遭難者を背負って搬送する訓練も行いました。
続いて、山の斜面を滑落し自力歩行ができなくなった人を救出する想定で訓練しました。
救助隊がロープを使って斜面を下り、遭難者役を背負って上まで運び担架に乗せました。
県警ヘリ「やまどり」と無線で連絡を取り、救助を要請しました。
上空からワイヤで遭難者を引き上げました。
クマに遭難した時の対処法も学習しました。
県自然保護課でクマ対策を担当する近藤主任が「クマよけスプレーはすぐに取り出せる所に携帯し、ためらわずに使って。一連の動作を普段から練習しておくといい」と指導しました。
県警地域課によると、昨年県内で57件の山岳遭難事案が発生し64人が遭難しました。
39人が無事救助されたが、14人が死亡しました。
古屋課長は「山に入る際には一人で行かず、家族や知人にどこの山に入るのかを必ず伝えほしい」と注意を呼び掛けています。
訓練は隊員の連携を図り、迅速な救助活動を進めることを目的に、例年山に入る機会が増えるこの時期に実施しています。
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能代科学技術高バスケ部初の公式戦100点差勝利
能代工業、能代西の両高校が統合して2021年4月に創立した能代科学技術高校バスケット部が5月7日、統合初となる公式戦の県北地区高校総体予選リーグに臨み、100点ゲームで大勝しました。
新たな一歩を踏み出しました。
能代科学技術高校は能代市二ツ井町総合体育館で鳳鳴と対戦しました。
第1クオーターから激しい守備でボールを奪い、速攻などで得点を重ねました。
ベンチ入りした選手全員が出場しました。
第2クオーター中盤にミスが目立ったものの、135-35と大勝しました。
選手は能代工時代のユニホームで出場しました。
校名の変更に伴いユニホームを新調したが、この大会には間に合いませんでした。
6月の全県高校総体から新ユニホームで出場する予定です。
激しい守備や速攻といった能代工のスタイルは統合後も変わらないとしつつ「試合後に選手がお互いをたたえ合い、バスケットが純粋に楽しいと思えるような環境づくりにも力を入れたい」と話しました。
県北地区高校総体は9日まで行い、男子9チーム、女子7チームが出場します。
新型コロナウイルスの感染防止対策として、無観客で実施しています。
全国でも有名な能代工業の名前が聞けなくなるのはちょっとさみしいですね。