奈良県では呼吸器外科は呼吸器内科や放射線科、腫瘍内科などと連携と協力を緊密にして取り組んでおり、また近隣の府県とも近年は連携を強化して取り組んでいます。

特に増加傾向にある肺がんや悪性胸膜中皮腫などの悪性疾患に関しては、術前後の化学療法と術後の再発防止のために行う化学療法や放射線治療を必要とすることが多く、奈良県内の関連科で、専門医による治療を受けることも患者に対して勧めるようにしています。

しかし、大きな問題もあります。

それは、高度な治療を行える医療施設が奈良県内には限られていること。
そのため近隣の府県の呼吸器外科との連携を強化しているということがあるのです。

また、奈良県の呼吸器外科を支える若手医師が少ないということも問題になっています。近隣や首都圏へと流出する若い医師が多いことから、将来的な医療崩壊が危惧されています。

そのため、医師の求人は常勤医以外にも非常勤医の募集も増えている状況にあり、罹患率の高い呼吸器外科であるからこそ需要は高くなっていますし、給与や福利厚生の待遇面でも良くなってきています。

奈良県について

奈良県は高度経済成長期に大阪のベッドタウンとして栄えたことが背景にあり、近年は団塊世代人口が一気に高齢化したことで、高齢者人口が増えるという問題を抱えています。家族世帯は、単身や夫婦のみの高齢世帯の増加が多くなっており、今後20年後30年後の奈良県の将来を支えるには、県外からの流入が鍵を握っているのですが、頭打ちな感じは否めません。

子育て世帯が住みやすく、充実した教育環境の整備というような在り来りな施策ではなく、今後10年以内に効果の上がる取り組みを行わなければならないと考えられます。

もちろん、誰もがこのようなことは考えていると想像できますが、考えているだけでは意味が無いことであり、実際に行動してこそ意味があるといえるでしょう。

誰もが自分のことだけを考えて生きているのが現状ですから致し方ないのかもしれませんが、それでも県政を担っている人達は少なくとも、真剣に行動をするべきでしょう。

考えるだけなら誰でも出来ます。

実際に行動をすることが大切なことであり、人口減少を食い止めて増加へと向かうためには思い切った行動をしなければならいのでは??
 
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